…交易が軌道にのると,特に朝鮮国内で正布(麻布)に替わって綿布が主として貨幣の役割を果たすようになった李朝第4代世宗(在位1418‐50)の時代には,日本との貿易品としても木綿が最も多くなり,その現象は日本の要求もあって成宗(在位1469‐94)の時代まで続いている。しかし天文年間(1532‐55)の半ば以降に中国の華南地方から唐(から)木綿が輸入されるようになると,唐木綿の人気が高まり,これが朝鮮木綿をしだいに圧していった。僧侶や公家の日記に〈唐木綿〉の名が贈答品として散見されるのもこのころからである。…
※「唐木綿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...