唯さえ(読み)タダサエ

デジタル大辞泉 「唯さえ」の意味・読み・例文・類語

ただ‐さえ〔‐さへ〕【唯さえ】

[連語]ただでさえ」に同じ。
「―暗いへや天井も」〈漱石・倫敦塔〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唯さえ」の意味・読み・例文・類語

ただ【唯】=さえ[=でさえ]

普通の場合でも。そうでなくても。
※浄瑠璃・百日曾我(1700頃)五「たださへ不勝手曾我殿、御兄弟に離(はな)れ、さぞ不自由に候はん」
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八上「只てさへ笑ひやだのにかねの礼」

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