不勝手(読み)フカッテ

デジタル大辞泉 「不勝手」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かって【不勝手】

[名・形動]
不便なこと。都合が悪いこと。また、そのさま。「住むには不勝手間取り
暮らし向きが苦しいこと。また、そのさま。
「しだいに―御成り候ふ事」〈浮・文反古・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不勝手」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かって【不勝手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 勝手が悪いこと。都合が悪いこと。不便であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「取静むる人も無く、甚不勝手なる事也」(出典:政談(1727頃)一)
  3. 暮らし向きが十分でないこと。生計を立てるのが苦しいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「其外日用人不勝手(フカッテ)の事あるべし」(出典:子孫鑑(1667か)中)

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