新撰 芸能人物事典 明治~平成 「喜代三」の解説
喜代三
キヨゾウ
- 職業
- 歌手 女優
- 本名
- 中山 嘉子
- 別名
- 別名=新橋 喜代三
- 生年月日
- 明治36年 10月12日
- 出生地
- 鹿児島県 種子島
- 学歴
- 小学校中退
- 経歴
- 大正5年家計のため芸者となり、台湾を経て鹿児島に戻り15年民謡小原節で名をあげる。昭和6年の「鹿児島小唄」が評判となり後の飯野海運社長俣野健輔の世話で東京・新橋からお披露目。ビクターから「小原節」を吹き込み、7年喜代三の名で「原良節」(キング)を発売。ポリドール専属となり新橋喜代三で「上野盆踊り唄」を発売。7年「わしゃ知らぬ」、9年「鹿児島小原節」がヒット。10年日活多摩川「青春音頭」に映画初出演、次いで日活京都「丹下左膳余話・百万両の壷」で大河内伝次郎と共演。「明治一代女」主題歌、「おでん地獄」、映画は「妻恋道中」など。12年作曲家・中山晋平と結婚、引退。戦後29年ビクター専属となり、本名・中山嘉子で「ひえつき節」などを発売。自伝「多情菩薩」がある。
- 没年月日
- 昭和38年 3月23日 (1963年)
- 家族
- 夫=中山 晋平(作曲家)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報