喜念(読み)きねんあつかい

日本歴史地名大系 「喜念」の解説

喜念
きねんあつかい

近世、面縄うんのー間切の東部に置かれた行政区分。所属した村は七ヵ村で、現在の伊仙町東部を占めるが、うち一村は徳之島南西部にある。享保二〇年(一七三五)喜念の黍横目に郡司統ら二人が任じられているが、これは徳之島で初めての黍横目配役であった。天保九年(一八三八)の喜念の人数二千七九一人。同一二年砂糖の大坂表での値下がりに対して黍見廻重役を増員しており、喜念村・佐弁さべん村に二人、目手久めてぐ村・面縄村・検福けんぶく村の各一人となっている(以上「徳之島前録帳」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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