嘆の霧(読み)なげきのきり

精選版 日本国語大辞典 「嘆の霧」の意味・読み・例文・類語

なげき【嘆】 の 霧(きり)

  1. ため息をつくときに出る息。愁嘆の深いさまを霧にたとえていう。
    1. [初出の実例]「沖つ風いたく吹きせば吾妹子が奈気伎能奇里(ナゲキノキリ)に飽かましものを」(出典万葉集(8C後)一五・三六一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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