噎泣(読み)むせびなく

精選版 日本国語大辞典 「噎泣」の意味・読み・例文・類語

むせび‐な・く【噎泣】

〘自カ五(四)〙 喉(のど)をつまらせて泣く。しゃくりあげながら泣く。むせびかえって泣く。
※大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)七「侍臣及び僧、鯁(ムセ)ひ泣(ナ)か不といふこと無し」

むせび‐なき【噎泣】

〘名〙 むせび泣くこと。
※うつせみ(1895)〈樋口一葉〉四「むせび泣(ナ)きの声聞え初めて断続の言葉その事とも聞わき難く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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