四出(読み)ししゅつ

精選版 日本国語大辞典 「四出」の意味・読み・例文・類語

し‐しゅつ【四出】

  1. 〘 名詞 〙 四方へ出ること。また、四方に出すこと。
    1. [初出の実例]「粉粧晩を趁て四出、色を鬻ぐ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    2. 「以て全国四師団の兵員と為し、四出円転す可し」(出典:軍制綱領(1875)〈陸軍省編〉二)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐党錮伝序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android