四十八手恋所訳(読み)しじゅうはって こいのしょわけ

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「四十八手恋所訳」の解説

四十八手恋所訳
〔富本〕
しじゅうはって こいのしょわけ

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
金井三笑
補作者
瀬川如皐(1代)
演者
名見崎徳治
初演
安永4.11(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の四十八手恋所訳の言及

【金井三笑】より

…享保以来の江戸の因襲的な興行制度が崩壊していくなかで,門閥にとらわれない合理的な興行制度をつくりだし,合作制度にふさわしい作者の式法を確立。現存台本は《うれしく存曾我(ぞんじそが)》1編だけであるが,ほかに富本の《四十八手恋所訳(しじゆうはつてこいのしよわけ)》などがある。三笑風と呼ばれる複雑な趣向を合理的な筋に仕立て上げる劇術は門下の4世鶴屋南北に伝承された。…

※「四十八手恋所訳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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