図書館コンソーシアム(読み)としょかんこんそーしあむ(英語表記)library consortium

図書館情報学用語辞典 第5版 「図書館コンソーシアム」の解説

図書館コンソーシアム

図書館協力活動の形態の一つ.地域や主題分野,あるいは館種によって範囲を定めて,加盟館の間で資源の共有を目的とした活動を行う図書館の公的な連合組織をいう.協定を結び相互利用や相互貸借の推進からインターネットを通じて提供されるサービスとの共同契約までさまざまな活動がある.特に学術雑誌出版社に対しては,図書館コンソーシアムを結成することにより,図書館側に強い交渉力が得られるとされる.国際団体として国際図書館コンソーシアム連合(ICOLC: International Coalition of Library Consortia)があり,日本の国立大学図書館協会が加盟している.日本では,大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE: Japan Alliance of University Library Consortia for E-Resources),「山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム」,「多摩アカデミックコンソーシアム」の例などがある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android