固城(読み)こじょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「固城」の意味・わかりやすい解説

固城
こじょう / コソン

韓国(大韓民国)、慶尚南道(けいしょうなんどう/キョンサンナムド)の南海岸に位置する郡。面積516.59平方キロメートル、人口5万5713(2000)。海岸近くまで丘陵性の山地が迫る。温暖多雨な海洋性気候である。農業が主産業であるが、海岸地方では漁業と水産養殖業が盛ん。銅の生産がある。指定文化財の古墳群、三尊石仏などがある。なお、郡庁のある固城邑(ゆう)(町)(人口2万4038、2000)の松鶴洞(しょうかくどう)古墳は、嶺南(れいなん)大学教授の姜(きょう)仁求が1983年8月、前方後円墳であると発表し、注目を集めた。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む