国約憲法(読み)こくやくけんぽう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国約憲法」の意味・わかりやすい解説

国約憲法
こくやくけんぽう

各構成国間の合意に基づいて成立する憲法のことをいい,条約憲法ともいう。なお,日本の近代史において明治憲法制定前に戦わされた憲法論議の過程で,まず議会を開設してその議を経たうえで憲法を制定すべきであるとの主張が行われ,この憲法のことを国約憲法と称した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android