土木遺産(読み)ドボクイサン

デジタル大辞泉 「土木遺産」の意味・読み・例文・類語

どぼく‐いさん〔‐ヰサン〕【土木遺産】

公益社団法人土木学会が年に1回、保存すべき歴史的土木構造物を認定し顕彰する制度。第1回は平成12年(2000)。尾去沢鉱山安積疎水御堂筋関門トンネルなどが認定されている。正称は「土木学会選奨土木遺産」。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「土木遺産」の解説

土木遺産

公益社団法人土木学会が2000年度から行っている土木施設の表彰制度である。地域産業の発展や生活文化の形成に大きな影響を与えて我々の暮らしを支えてきた土木施設を、共有財産と位置付け、認定を行っている。幕末から昭和20年代の土木構造物を対象に、推薦及び一般公募によって選ばれる。同事業は、これらの遺産の社会へのアピールまちづくりへの活用、歴史的土木構造物の保存の助けとなることなどを目的としている。

(2016-10-12)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android