事典 日本の地域ブランド・名産品 「土湯伝統こけし」の解説
土湯伝統こけし[人形・玩具]
つちゆでんとうこけし
福島市で製作されている。起源は江戸時代の18世紀に遡るという。土湯温泉とその周辺で木地師の余技として生まれた。秋に伐採した原木を乾燥させ、ろくろで頭部・胴体を別々に成型。その後、頭部を胴体にはめこみ絵付けをおこなって完成となる。頭頂部には蛇の目、両側頭部には紅の髪飾り、胴にはろくろ模様が描かれる。首を回すと音が鳴る。福島県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報