在り通う(読み)ありがよう

精選版 日本国語大辞典 「在り通う」の意味・読み・例文・類語

あり‐がよ・う‥がよふ【在通】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「ありかよう」とも。「あり」は、常に反復する、継続的に存在するの意 ) いつもかよう。続けてかよう。かよい続ける。
    1. [初出の実例]「麗(くは)し女を 有りと聞こして さ婚(よば)ひに 在立(ありた)たし 婚ひに 阿理加用婆(アリカヨハ)せ」(出典古事記(712)上・歌謡)
    2. 「この水の 絶ゆることなく ありかよひ つかへまつらむ いやひこの神」(出典:良寛歌(1835頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 自動詞 実例 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android