地詰(読み)じつめ

精選版 日本国語大辞典 「地詰」の意味・読み・例文・類語

じ‐つめ ヂ‥【地詰】

高野山文書‐元和六年(1620)一一月一七日・遍照院外人八人連署誓紙「就地詰於在一レ之、少も無偏頗、見及分、有様に付立申候事」

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デジタル大辞泉 「地詰」の意味・読み・例文・類語

じ‐つめ〔ヂ‐〕【地詰(め)】

地押し
水に濡れると縮みやすい木綿などを、仕立てる前に布地に霧を吹き湿らせて縮めること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の地詰の言及

【検地】より

…各藩で大名が領内を独自に検地するのを内検といったが,その場合でも問題があれば勘定奉行に伺をたてた。正規の検地のほかに,竿入をせずに見計いによって古検の村高に一定の増高をつけて無地増高とする検地を居検地,品位・斗代は従来どおりとして面積のみ測量し修正する略式の検地を地押または地詰,部分的な対象地をこまかく区分した絵図に作って反別をただす検地を廻り検地,境界争論などによって行う検地を論所検地といった。また検地は麦・稲の刈入れ後に行われることが多く,季節によって春検地と秋検地の別があり,春検地はその年から,秋検地は翌年から高に組み入れられるのが通例であった。…

【地押】より

…江戸時代検地の一種で,地詰(じづめ)ともいった。丈量の方法は検地と同じであるが,田畑・屋敷地の品位・斗代(とだい)は従前のままとし,単に縄・竿を入れて実際の面積を測り従前の検地帳記載面積とのくいちがいを修正する略式の検地をいう。…

※「地詰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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