坂(町)(読み)さか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「坂(町)」の意味・わかりやすい解説

坂(町)
さか

広島県南西部、安芸(あき)郡の町。広島湾に臨む。1950年(昭和25)町制施行。広島湾沿いにJR呉(くれ)線、国道31号が走る。また、広島湾をまたいで広島市と、広島呉道路の広島大橋、広島南道路の海田大橋(ひろしまベイブリッジ)で結ばれている。古来漁業が盛んで、広島湾に突き出た陸繋(りくけい)島の横浜はイワシ網漁で知られた。現在もカキ養殖が行われる。昭和初年に火力発電所や木材防腐工場が立地し、現在は広島市と呉市の中間にあることから、両市への通勤者が多い。北西部の広島湾岸は埋立てにより広島市圏の東部流通団地の一部となっている。面積15.69平方キロメートル、人口1万2582(2020)。

[北川建次]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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