坪ノ内(読み)つぼのうち

日本歴史地名大系 「坪ノ内」の解説

坪ノ内
つぼのうち

[現在地名]福知山市字前田

前田まえだ村の小字で、同小字赤所あかしよ段丘の下、通称番下ばんさがりという坂を下りた約三〇〇メートル前方にある。広い田圃の中の小高くなった一郭であったが、昭和四二年(一九六七)、圃場整理により破壊、平坦化された。ここは南北約三〇メートル、東西約一〇メートルほど盛土した所で、周囲の水田より二メートル前後高かった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の坪ノ内の言及

【露地(路地)】より

…【高橋 康夫】
[茶の湯の露地]
 茶の湯の作法では庭から座敷に上がるのを正式としており,庭は露地(路地)と呼ばれる。室町末,武野紹鷗の時代には〈坪ノ内〉と称していたが,やがて〈路地〉の呼称が一般化する。そして,江戸中期ごろから,〈白露地〉という宗教的意味をこめた〈露地〉の文字がしだいに使われるようになった。…

※「坪ノ内」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」