垣楯・掻楯(読み)かいだて

精選版 日本国語大辞典 「垣楯・掻楯」の意味・読み・例文・類語

かい‐だて【垣楯・掻楯】

〘名〙 (「垣楯(かきだて)」の変化した語) 城、陣地などに、敵の矢を防ぐために楯を垣(かき)のように立て並べたもの。
平治(1220頃か)中「信頼・義朝のおつるなる、うちとめんとて、龍下越(りうげごえ)にさかもぎ引き、掻楯(かいだて)かいてまち懸けたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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