日本歴史地名大系 「堀江郷」の解説 堀江郷ほりえごう 福井県:越前国坂井郡堀江郷「和名抄」東急本に「保里江」と訓ずる。高山寺本には記載はない。天平勝宝七年(七五五)三月九日付越前国司公験(東大寺文書)に郷名がみえ、竹田(たけだ)川北岸の現坂井郡芦原(あわら)町堀江十楽(ほりえじゆうらく)付近に比定される。ただし同文書によると東大寺が大伴宿禰麻呂から堀江郷の地を買得し、これがのちの桑原(くわばら)庄となるが、同庄が現坂井郡金津(かなづ)町の東南、桑原の地一帯と考えられるので、堀江郷域は相当広大な地域にわたっていたことになる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by