堀留運河(読み)ほりどめうんが

日本歴史地名大系 「堀留運河」の解説

堀留運河
ほりどめうんが

浜松城下と浜名湖を結んだ運河。浜松城下上新かみしん町から伊場いば村・入野いりの村を通り、しん川最下流部に合流し浜名湖に至った。慶応三年(一八六七)の上新町裏より舞坂宿迄通船之儀ニ付願書(「諸用記」高林家文書)によると、文久三年(一八六三)に浜松藩の小組合惣代らが浜松藩井上氏に開削を願出て許可された。慶応元年に工事が始められ、井上氏に資金調達を願った際には野口のぐち村・参野さんじの村・島之郷しまのごう村・向宿むこうしゆく村・西在所にしざいしよ村・三島みしま村・法枝のりえだ村・富塚とみつか村・小池こいけ村・宮竹みやたけ村・明神野みようじんの村・上飯田かみいいだ村・天王てんのう村・有玉下ありたましも村・楊子ようず村・入野村の各庄屋が名を連ねている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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