塗たり剥げたり(読み)ぬったりはげたり

精選版 日本国語大辞典 「塗たり剥げたり」の意味・読み・例文・類語

ぬっ【塗】 たり 剥(は)げたり

① ところどころ塗ってあったり剥がれていたりして、まだらであるさま。また、塗ってみたり剥がしてみたりするさま。
※俳諧・口真似草(1656)一「山眉のぬったりはげたりの霞哉〈平吉〉」
② (漆を塗ってみたり、また剥がしてみたりして、さまざまに試みる意から) 形勢により言を左右にするさま。
※雑俳・蓬莱山(1709)「ぬったりはげたりぬったりはげたり 釈迦如来宗旨喧嘩の行司なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android