塗たり剥げたり(読み)ぬったりはげたり

精選版 日本国語大辞典 「塗たり剥げたり」の意味・読み・例文・類語

ぬっ【塗】 たり 剥(は)げたり

  1. ところどころ塗ってあったり剥がれていたりして、まだらであるさま。また、塗ってみたり剥がしてみたりするさま。
    1. [初出の実例]「山眉のぬったりはげたりの霞哉〈平吉〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)一)
  2. ( 漆を塗ってみたり、また剥がしてみたりして、さまざまに試みる意から ) 形勢により言を左右にするさま。
    1. [初出の実例]「ぬったりはげたりぬったりはげたり 釈迦如来宗旨喧嘩の行司なり」(出典:雑俳・蓬莱山(1709))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android