塗たり剥げたり(読み)ぬったりはげたり

精選版 日本国語大辞典 「塗たり剥げたり」の意味・読み・例文・類語

ぬっ【塗】 たり 剥(は)げたり

  1. ところどころ塗ってあったり剥がれていたりして、まだらであるさま。また、塗ってみたり剥がしてみたりするさま。
    1. [初出の実例]「山眉のぬったりはげたりの霞哉〈平吉〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)一)
  2. ( 漆を塗ってみたり、また剥がしてみたりして、さまざまに試みる意から ) 形勢により言を左右にするさま。
    1. [初出の実例]「ぬったりはげたりぬったりはげたり 釈迦如来宗旨喧嘩の行司なり」(出典:雑俳・蓬莱山(1709))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む