(読み)とう

精選版 日本国語大辞典 「塘」の意味・読み・例文・類語

とうタウ【塘】

  1. 〘 名詞 〙 川や池の岸の土手。つつみ。
    1. [初出の実例]「合池陸塘 大倭国平羣郡寺辺三塘」(出典:法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【灌漑】より

…【喜多村 俊夫】
【中国の灌漑】
 広大な中国では,華北(黄河流域),江淮(おおよそ淮河(わいが)流域),江南では自然条件が異なり,華北は畑作,江淮,江南は米作である。それゆえ利水の様式に著しい差があるが,巨視的に見れば,華北は渠(きよ),江淮は陂塘(ひとう)が主で,江南には陂塘と圩田(うでん)にともなって生じる独特の灌漑法とがある。 華北の雨量は関中では年平均400mmくらい,黄河平野でも500~600mm前後である。…

※「塘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android