塩汁・潮汁(読み)しおじる

精選版 日本国語大辞典 「塩汁・潮汁」の意味・読み・例文・類語

しお‐じる しほ‥【塩汁・潮汁】

〘名〙 (「しおしる」とも)
海水。塩水。
※続日本紀‐天平宝字元年(757)七月一二日・宣命「六月の二十九日の夜、太政官坊に入りて、塩汁を飲みて誓ひ、天地四方を礼ひて」
② 野菜、貝、魚などを塩味だけで調味した汁ものをいう。潮煮(うしおに)。うしおじる。
※俳諧・大海集(1672)夏下「塩汁や日にほし瓜のふねの垢〈寿保〉」
③ 塩辛いものから出る汁。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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