日本歴史地名大系 「墓田里」の解説 墓田里つかだのり 大分県:大分市旧大分市地区墓田里現大分市奥田の塚田(おくだのつかだ)付近をさしていた条里呼称。「和名抄」にみえる大分郡荏隈(えのくま)郷に属した。康保二年(九六五)三月三日の由原宮宮師僧仙照辞(柞原八幡宮文書)によれば、「南七条墓田里卅三坪」の一町は、由原(ゆすはら)八幡神の御衣と御供の費用を捻出する季供田とされていた。そのため国衙はこの一町にかける臨時雑役を免除し、由原宮の宮師僧が代々この地を管理した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by