御供/御伴(読み)オトモ

デジタル大辞泉の解説

お‐とも【御供/伴】

[名](スル)
目上の人などに、つき従っていくこと。また、その人。同行することをへりくだっていうのにも用いる。「そこまで私も―します」
料亭などで、帰る客のために呼ぶ車。「―が参りました」

ご‐く【御供】

ごくう(御供)

ご‐くう【御供】

《「ごく」の音変化》神仏への供え物。くもつ。「人身(ひとみ)御供

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ごく【御供】

ごくう【御供】

〔「ごく」の転〕
神仏へ供えるもの。御供物ごくもつ。 「人身ひとみ-」 「神前に-供ゆる様に/浄瑠璃・信州川中島」

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精選版 日本国語大辞典の解説

お‐そなえ ‥そなへ【御供】

〘名〙 (「お」は接頭語)
① 神仏へものを供えること。また、そのもの。供物(くもつ)
※諸国風俗問状答(19C前)近江国多羅尾村風俗問状答「あからがしわと呼小豆の御供を、かしわの枯たる葉に盛て」
② (「おそなえもち(御供餠)」の略) 鏡餠。本来は女房詞
※雑俳・柳多留‐四(1769)「おそなへの次手に頼む三の糸」

お‐とも【御供】

〘名〙 (「お」は接頭語)
① 主人などに付き従って行くこと。また、その人。
※史記抄(1477)一一「子路がやがてをともせうと云たほどに」
② 料亭などで、帰る客を乗せる自動車。
※新西洋事情(1975)〈深田祐介〉日本「業者思想」欧州に死す「席を立てば立ったで、日本では『おとも、おとも』の声が〈略〉『業者』のあいだですさまじく飛び交い」
③ 古物商などが物を買い取るとき、主だった品物と一緒に、ただ同様に持って行く品。
④ かご屋の用語で、かご賃をいう。
滑稽本・魂胆夢輔譚(1844‐47)三「『だんな、お供(トモ)をいただきたうござります』おともとはかごちんの事なり」

ご‐く【御供】

〘名〙 (「く」は「供」の呉音) =ごくう(御供)
※御湯殿上日記‐文明一〇年(1478)正月二四日「へんさいてんの御かくいつものことく御こくまいる」

ご‐くう【御供】

〘名〙 神仏へお供えする物。ごく。ごくもつ。
※吾妻鏡‐文治二年(1186)六月一五日「安能寺務後始置仏神事〈略〉毎日調味御供事」
※浄瑠璃・信州川中島合戦(1721)三「殊にぎゃうさんな神前に御くうそなゆる様に」

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