壊物・毀物(読み)こわれもの

精選版 日本国語大辞典 「壊物・毀物」の意味・読み・例文・類語

こわれ‐もの こはれ‥【壊物・毀物】

〘名〙
① こわれたもの。こわれ。〔法華経音訓(1386)〕
明暗(1916)〈夏目漱石一四八「あとの言葉は、啜り上げる声の間から、句をなさずに、途切れ途切れに、毀(コハ)れ物(モノ)のやうな形で出て来た」
② こわれやすいもの。ふつう陶器やガラスなどについていう。
青年(1910‐11)〈森鴎外〉一四「此娘を或る破砕し易い物、こはれ物、危殆なる物として、これに保護を加へなくてはならないやうに感じた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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