夕去らず(読み)ユウサラズ

デジタル大辞泉 「夕去らず」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐さらず〔ゆふ‐〕【夕去らず】

[連語]夕方を離れない意から》夕方になるたびに。毎夕
「今日もかも明日香あすかの川の―かはづ鳴く瀬のさやけくあるらむ」〈・三五六〉

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精選版 日本国語大辞典 「夕去らず」の意味・読み・例文・類語

ゆう【夕】 去(さ)らず

  1. ( 夕を離れない意から ) 夕べごとに。夕方はいつも。毎夕。
    1. [初出の実例]「今日もかも明日香の川の夕不離(ゆふさらず)かはづ鳴く瀬の清けくあるらむ」(出典万葉集(8C後)三・三五六)

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