外出血(読み)ガイシュッケツ(英語表記)External hemorrhage

デジタル大辞泉 「外出血」の意味・読み・例文・類語

がい‐しゅっけつ〔グワイ‐〕【外出血】

組織とともに血管が損傷され、血液体外に流れ出ること。また、その血。⇔内出血

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精選版 日本国語大辞典 「外出血」の意味・読み・例文・類語

がい‐しゅっけつグヮイ‥【外出血】

  1. 〘 名詞 〙 血液が体の外に流出すること。また、その血液。⇔内出血

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六訂版 家庭医学大全科 「外出血」の解説

外出血
がいしゅっけつ
External hemorrhage
(外傷)

 循環血液量の約15%を失うと、脈拍が速くなったり、呼吸回数が増えたり、不安、恐怖敵意などの精神症状が現れたりします。また、40%以上の血液を失うことは、ほぼ致死的といわれています。

 外出血は、病院に到着する前でも直接圧迫止血によって止血することがたいていできるので、一般市民が止血法を学ぶことはとても有用です。

 四肢にある血管は最も太いものでも直径1㎝程度なので、傷口なかにある血管の場所を含めてしっかり手で圧迫すれば、止血できないことはほとんどありません。落ち着いて傷口全体をガーゼなどで圧迫しましょう。ガーゼがすべて血液を吸収してベトベトになったら、新しいガーゼと交換します。なお、床や衣服に広がっている血液は、約30㎝四角で100mlと概算することができます。

山崎 元靖

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

世界大百科事典(旧版)内の外出血の言及

【出血】より

… 出血している血管の種類により,鮮紅色の血液が拍動性に出血する動脈性出血,暗赤色の血液がゆるやかに出血する静脈性出血,どこからともなくにじみ出てくる毛細管性出血とに分けられる。また,体外への出血の外出血と,組織内または体腔内にみられる内出血とがあり,うち皮下組織内の出血を皮下出血という。出血の大きさにより,点状出血,斑状出血,組織内に広い範囲にわたってみられる血性浸潤などがあり,また1ヵ所に血液がたまって腫瘍状を呈する血腫,体腔または管状・囊状の臓器内に出血してたまった血瘤がある。…

※「外出血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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