デジタル大辞泉
「内出血」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ない‐しゅっけつ【内出血】
- 〘 名詞 〙 組織内または体腔(たいくう)内での出血。打ち身など外力によるものや血液・血管の病気によるものなどがある。⇔外出血。
- [初出の実例]「肺嚢は蒼黒い内出血をした闇の中へ!」(出典:死刑宣告(1925)〈萩原恭次郎〉首のない男)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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内出血【ないしゅっけつ】
血液が血管から組織内・体腔内に流出すること。対外に流出する外出血の対。出血場所により皮下出血,筋肉内出血,脳溢血(いっけつ),くも膜下出血,胸腔内出血,腹腔内出血,網膜出血などに分類される。原因は外傷や手術など。血液または血管に病変があると起こりやすい。治療は,止血したり安静にして吸収を待つ。手術により血液を排除することもある。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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内出血
ないしゅっけつ
血液の全成分が血管外に出ることを出血といい、血液が体表から体外に出るものを外出血、血液が組織・臓器内や体腔(たいくう)内に出ても体内にとどまっている状態を内出血と呼び分けている。なお、出血は、血管壁の破綻(はたん)によっておこる破綻性出血と、血管壁の破綻がなくてもおこる漏出性出血に分けられたり、出血がおこる血管の種類によって、動脈性出血、静脈性出血、毛細管性出血とに分けられる。
[渡辺 裕]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の内出血の言及
【出血】より
… 出血している血管の種類により,鮮紅色の血液が拍動性に出血する動脈性出血,暗赤色の血液がゆるやかに出血する静脈性出血,どこからともなくにじみ出てくる毛細管性出血とに分けられる。また,体外への出血の外出血と,組織内または体腔内にみられる内出血とがあり,うち皮下組織内の出血を皮下出血という。出血の大きさにより,点状出血,斑状出血,組織内に広い範囲にわたってみられる血性浸潤などがあり,また1ヵ所に血液がたまって腫瘍状を呈する血腫,体腔または管状・囊状の臓器内に出血してたまった血瘤がある。…
※「内出血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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