多重防護(読み)たじゅうぼうご(その他表記)defence in depth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多重防護」の意味・わかりやすい解説

多重防護
たじゅうぼうご
defence in depth

原子炉核燃料サイクル施設放射性廃棄物の地層処分場などの原子力施設の安全性を確保するため,安全対策を多段的に設計すること,またその考え方。深層防護ともいう。万が一不測の事態が発生しても最悪の事態にいたらないように,互いに独立した複数安全策を講ずること。原子炉においては,格納容器や原子炉建物など複数の構造物で,事故時に放射性物質が外部環境へ放出されるのを防いでいる。また機器,計装の多重多系列化,フェイルセーフ,フェイルプルーフ設計が行なわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む