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多重防護 たじゅうぼうご defence in depth

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

多重防護
たじゅうぼうご
defence in depth

原子炉,核燃料サイクル施設,放射性廃棄物の地層処分場などの原子力施設の安全性を確保するため,安全対策を多段的に設計すること,またその考え方。深層防護ともいう。万が一不測の事態が発生しても最悪の事態にいたらないように,互いに独立した複数の安全策を講ずること。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

多重防護

原子炉の安全確保のために多重の安全対策が施されていることをいう。まず異常発生の防止、次いで異常が起きればその早期検出・拡大防止ができるように設計しておくこと。第1段階の異常発生防止では、原子炉に固有の安全性を持たせたり、誤動作・誤操作が起きにくいよう機器の信頼性を高めたりする。また、定期検査・運転操作などそれぞれの段階においてきめ細かい管理体制がとられる。それでも異常が起きたときには、第2段階として、異常をキャッチする監視装置と拡大防止のための安全装置を備える。この装置は、原子炉の安全を損なったり、その恐れがある異常が生じると警報を出したり、原子炉緊急停止(スクラム)と緊急炉心冷却装置の起動を指示する信号を自動的に出したりする。万一、圧力容器や配管から放射能が漏れても、格納容器で放射能を封じ込める放射性物質封じ込め役を果たすのは、燃料を焼き固めたペレットに始まり、それを収めた燃料棒被覆管、圧力容器、格納容器、原子炉建屋の5つの障壁である。

(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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