大寺ヶ里(読み)おおてらがり

日本歴史地名大系 「大寺ヶ里」の解説

大寺ヶ里
おおてらがり

[現在地名]三日月町大字長神田ちようかんだ字大寺

現三日月町の中央部平坦地にある。

正応五年(一二九二)の「惣田数注文」(河上神社文書)には「庄園分」として「大寺十三丁」があり、大永四年(一五二四)の千葉興常安堵状(竜造寺家文書)によれば「小城郡大寺三十六町」が竜造寺胤久に安堵されている。

正保絵図に村名がみえる。小城郡五百町いおまち郷の内にあり、嘉永六年(一八五三)写の大小配分石高帳では、地米(年貢)三〇〇石一斗三升三合とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android