日本大百科全書(ニッポニカ) 「大岳温泉」の意味・わかりやすい解説 大岳温泉おおたけおんせん 大分県玖珠(くす)郡九重町(ここのえまち)にある温泉。飯田高原(はんだこうげん)の西部、標高940メートルに位置し、湯坪川(ゆつぼ)に沿う。1895年(明治28)極早生(ごくわせ)種導入まで、飯田高原の湯苗代(ゆなわしろ)として用いられた。泉質は含鉄泉。隣接の九州電力大岳地熱発電所は、1967年(昭和42)運転開始、出力1万1000キロワット。熱水で谷川水を温め、湯坪の農家や会社の山の家に配湯している。JR久大(きゅうだい)本線豊後中村(ぶんごなかむら)駅から筋湯(すじゆ)温泉行バス、大岳下車。[兼子俊一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例