大目録(読み)ダイモクロク

デジタル大辞泉 「大目録」の意味・読み・例文・類語

だいもくろく【大目録】

原題、〈ギリシャPinakes》紀元前4世紀ごろのギリシャの詩人学者カリマコスが編纂したアレクサンドリア文庫のギリシャ語文献の目録。全120巻。ピナケス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大目録の言及

【カリマコス】より

…生没年不詳。北アフリカのキュレネで生まれ,若くしてアレクサンドリアに移り住み,郊外エレウシスで教師生活を営み,後アレクサンドリア図書館に職を得,その間にそれまでにギリシア語でつづられたほとんどすべての文献を網羅して文学史的に整理した《大目録》を完成した。文学作品の規模と質をめぐる文芸学上の問題で,弟子のロドスのアポロニオスと鋭く対立し,論争に敗れたアポロニオスはロドスに退いたと伝えられる。…

※「大目録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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