天の垢(読み)あめのかお

精選版 日本国語大辞典 「天の垢」の意味・読み・例文・類語

あめの【天の】 垢(かお・かたち)

  1. 天上界の人らしい顔かたちあまのかたち。
    1. [初出の実例]「若し天より降れらば当に天垢(アメノカホ)有るべし。地より来れらば当に地垢(つちのかほ)有るべし」(出典日本書紀(720)神代下(鴨脚本訓))

天の垢の補助注記

「かお」は、容顔には何らかの汚れ、くもりがあるとする考えに基づき「垢」字を訓読したとする説や、「垢」は「(「厚」の古字)」に同じで姿形の意を有するとする説などがあるが、未詳

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android