精選版 日本国語大辞典 「天の磐樟船」の意味・読み・例文・類語 あまの【天の】 磐樟船(いわくすぶね) ( 「磐(いわ)」は「堅固な」の意 ) クスノキで作ったといわれる堅固な船。「古事記」「日本書紀」では、伊邪那岐、伊邪那美の二神が、子の蛭児(ひるこ)をこの船に乗せて棄て流したと伝えている。とりのいわくすぶね。[初出の実例]「次に蛭児(ひるこ)を生む。已に三歳になるまで、脚猶立たず。故(かれ)、天磐櫲樟船(アマノイハクスブネ)に載せて、順風(かぜのまにま)に放ち棄つ」(出典:日本書紀(720)神代上(寛文版訓)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例