天の磐樟船(読み)あまのいわくすぶね

精選版 日本国語大辞典 「天の磐樟船」の意味・読み・例文・類語

あまの【天の】 磐樟船(いわくすぶね)

  1. ( 「磐(いわ)」は「堅固な」の意 ) クスノキで作ったといわれる堅固な船。「古事記」「日本書紀」では、伊邪那岐、伊邪那美の二神が、子の蛭児(ひるこ)をこの船に乗せて棄て流したと伝えている。とりのいわくすぶね。
    1. [初出の実例]「次に蛭児(ひるこ)を生む。已に三歳になるまで、脚猶立たず。故(かれ)、天磐櫲樟船(アマノイハクスブネ)に載せて、順風(かぜのまにま)に放ち棄つ」(出典:日本書紀(720)神代上(寛文版訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 かぜ

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む