天の網島(読み)てんのあみじま

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「天の網島」の解説

天の網島
てんのあみじま

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
近松門左衛門(1代)
初演
天明4.8(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の天の網島の言及

【心中天の網島】より

…ただ近年は人形浄瑠璃,歌舞伎ともに原作を尊重した上演がしだいに多くなってきている。【広末 保】
[邦楽への影響]
 《心中天の網島》を取り入れたり,その影響下に作られた浄瑠璃および地歌に,次のようなものがある。上巻の河庄の段の一部を取り入れた地歌としては,富岡検校作曲の繁太夫物《紙治》(《河庄》とも),中巻の時雨炬燵の段の一部を取り入れた宮薗節に,《情の二重帯》の《小春治兵衛炬燵の段》(略して《小春》とも),中巻と下巻の間に当たるものに,一中節《小春髪結》(略して《小春》とも)があって,心中を決意した小春に髪結のお綱が意見をする。…

※「天の網島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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