天の若日子(読み)あめのわかひこ

精選版 日本国語大辞典 「天の若日子」の意味・読み・例文・類語

あめ‐の‐わかひこ【天稚彦・天若日子】

  1. 記紀に見える神。天孫降臨に先だち、葦原中国を平定するため高天原(たかまのはら)からつかわされた神。天国玉(あまつくにたま)の子。命を果たさず、責任を追及しにきた雉(きじ)を矢で射殺したが、その矢を高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)に射返されて死んだ。あめわかひこ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android