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高天原 たかまがはら

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高天原
たかまがはら

日本神話における天上の国。「たかまのはら」とも読み,略して「天の原」とも称する。『古事記』『日本書紀』の神代巻がその典拠で,国つ神の地上の世界に対して,天つ神の国をいう。

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デジタル大辞泉の解説

たかま‐が‐はら【高天原】

日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめ多くの神々が住んでいたとされる天上の世界。「根の国」「底つ国」に対する世界で、それらの中間に「葦原(あしはら)の中つ国」「顕国(うつしくに)」があるとされた。たかまのはら。

たかま‐の‐はら【高天原】

《「たかあまのはら」の音変化》
たかまがはら」に同じ。
大空。天空。
「曇りなく―に出でし月八百万代(やほよろづよ)の鏡なりけり」〈風雅・賀〉

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百科事典マイペディアの解説

高天原【たかまがはら】

〈たかまのはら〉とも。日本神話における天神(あまつかみ)の居所。天上にあると考える説と,地理的な比喩(ひゆ)として地上に求める説とがある。また神話の源流をアジアの諸民族に求める説もある。
→関連項目天津神天津罪天の岩屋戸天御中主神出雲神話国津神別天神素戔嗚尊高皇産霊尊武甕槌神

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大辞林 第三版の解説

たかまがはら【高天原】

たかまのはら【高天原】

日本神話の天上界。古事記神話で、八百万やおよろずの神々がいるという天上界。天照大神が支配し、「根の堅州かたす国」「葦原の中つ国」に対する。たかまがはら。
天上。大空。 「曇なく-に出でし月/風雅

出典|三省堂
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世界大百科事典内の高天原の言及

【葦原中国】より

…記紀の伝承において,この地上が高天原(たかまがはら)から見て地下の黄泉国(よみのくに)との中間に位置しているためにつけられた神話上の名称。〈葦原〉とは葦の葉がざわざわと無気味にさわぐ未開の地を示し,荒ぶる国つ神が蟠踞する混沌とした無秩序の世界であった。…

【出雲神話】より

…《古事記》上巻の,主として出雲地方を舞台とした一連の神話をいう。それは,高天原(たかまがはら)を追放されたスサノオノミコト(素戔嗚尊)の大蛇退治,クシナダヒメとの結婚,その裔オオナムチノカミが白兎を救う話,地下の根の国を訪問し難題にうち勝って須勢理毘売命(すせりびめのみこと)と呪器を得てかえり,名も大国主神(おおくにぬしのかみ)とあらためて出雲の国の王となる話,さらに八千矛神(やちほこのかみ)という名での妻問いの歌物語などからなる。このあとオオクニヌシは葦原中国(あしはらのなかつくに)の荒ぶる神々の頭目に仕立てられ,それらを代表して天照大神(あまてらすおおかみ)の子に国譲りするという話が展開する。…

【高天原神話】より

…記紀神話には,天界高天原,地上界葦原中国(あしはらのなかつくに),地下界黄泉国(よみのくに)(もしくは根の国)という3層の神話的世界構造がみられる。それぞれに王権神話における固有の意義をにない,単に天,地上,地下というだけではない。…

【天】より

… 仏教では兜率(とそつ)浄土のように天上に極楽を想定する世界観が発達したが,しかし同時に,たとえば六欲天のように天界の領域をさまざまに区分して,そこに迷いの世界を設定しているのであって,天はかならずしもそれ自体として崇拝の対象とされたのではなかった。日本の神話においては,海上のかなたに想像された常世(とこよ)の国の考え方と並んで,天上に高天原(たかまがはら)(高天原神話)をおく観念が成立し,そこには数多くの天津神(あまつかみ)が存在すると考えられた。高天原の構想は地上の政治的・社会的現実の天上への反映とみることができるが,同時に天照大神(あまてらすおおかみ)においてみられるように太陽崇拝の痕跡も否定することができない。…

【天孫降臨神話】より

…〈日の御子〉が地上界の支配者として天降(あまくだ)る由来を物語り,記紀神話の中心をなす。天界の高天原(たかまがはら)で諸神が協議し,日神天照大神(あまてらすおおかみ)の子を地上界葦原中国(あしはらのなかつくに)に天降すことになる。ところが地上には,大国主(おおくにぬし)神を頭目とする荒ぶる神々が跳梁していた。…

【黄泉国】より

…こうした平面的な生活空間を立体的に構造化したとき,天上,地上,地下の3層から成る神話的な宇宙空間が成立する。記紀の伝承では,それらは〈高天原(たかまがはら)〉(高天原神話),〈葦原中国(あしはらのなかつくに)〉および〈黄泉国〉または〈根の国〉にそれぞれ相当する。〈黄泉比良坂〉とか〈黄泉の穴〉は,黄泉国とこの世との神話地理上の境界であり,実際そこは地下へと通ずる山中や海辺の洞窟で,死体を遺棄する場所でもあった。…

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