天父受難説(読み)てんぷじゅなんせつ(その他表記)Patripassianism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天父受難説」の意味・わかりやすい解説

天父受難説
てんぷじゅなんせつ
Patripassianism

2~3世紀のキリスト教異端モナルキアニズムの一形態で,主唱者の一人サベリウスにちなんでサベリアニズムともいう (→サベリウス派 ) 。モナルキアニズムは神の唯一性を強調するあまり,神の子イエスの実体的独立性を希薄にしたが,父からの力を受けているかぎりにおいてイエスは神であると説くキリスト養子説的傾向のものと,父と子との相違は同一神の単なる様態ないし行為の違いによる現象形態の差にすぎないとするものがあり,後者がサベリアニズム (モダリズムともいう) で,この派はイエスの受難は父なる神が子において受難したと解したところから天父受難説とも呼ばれるにいたった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む