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受難 ジュナン

6件 の用語解説(受難の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

じゅ‐なん【受難】

[名](スル)
苦難・災難を受けること。「水害・冷害と続いた農民受難の年」
キリスト教用語。イエス=キリスト十字架にかけられて受けた苦難。「受難

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百科事典マイペディアの解説

受難【じゅなん】

イエス・キリストのあがないのための苦しみと死。英語でPassion。エルサレム入城に始まり,十字架上の死によって終わる。4福音書(《マタイ》21―27,《マルコ》11―14,《ルカ》19―23,《ヨハネ》2―19)に記され,その記念として〈枝の主日〉〈聖週間〉〈聖金曜日〉などが祝われる。
→関連項目グリューネワルト受難曲

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デジタル大辞泉プラスの解説

受難

オーストリアの作曲家ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第49番(1768)。原題《La passione》。名称は受難節に演奏されたことに由来する。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅなん【受難 Passion】

福音書(《マタイによる福音書》21~27章,《マルコによる福音書》11~15章,《ルカによる福音書》19~23章,《ヨハネによる福音書》12~19章)の記述によると,宣教の旅の最後にエルサレムに至ったイエス・キリストは,そこで逮捕されて裁かれ,虐待を受けた後,十字架上で刑死した。キリスト教では,この間にイエスが受けた苦難を〈受難〉と呼び,これによって人間の原罪をイエスが贖(あがな)ったと考える。キリスト教会では,エルサレム入城の日曜日を〈枝の主日〉,その日から復活祭の前日までの1週間を〈聖週間〉と呼ぶ。

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大辞林 第三版の解説

じゅなん【受難】

( 名 ) スル
苦難・災難にあうこと。 「今年は-の一年だった」
キリスト教でキリストが捕らえられて十字架にかけられたこと。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

受難
じゅなん
Passion

キリストの受難と贖罪(しょくざい)死は『旧約聖書』の預言の中心的な主題であった(「イザヤ書」50章6、53章5を「ルカ伝福音書(ふくいんしょ)」24章25~27、「使徒行伝(ぎょうでん)」3章18、8章32~35と比較)。したがって旧約の預言の成就(じょうじゅ)を記す『新約聖書』には、キリストの最期に至る受難の記事は詳しく記されている(「マタイ伝福音書」26~27章、「マルコ伝福音書」14~15章、「ルカ伝福音書」22~23章)。そこにはキリスト教の信仰にとって中心的なもっとも重要な事件が記されているだけに、わずか2日間のできごとではあるが、非常に詳しく書かれている。それは過越祭(すぎこしのまつり)の2日前からのことであって、ユダの裏切りから書き始め、弟子たちとの最後の晩餐(ばんさん)、ゲツセマネの園の祈り、逮捕、ユダヤ議会における審問、ペテロの否認、ピラトの裁判、むち打ち、いばらの冠、十字架背負い、処刑、死、埋葬と続いている。[野口 誠]

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世界大百科事典内の受難の言及

【受難曲】より

…聖書に記されたイエス・キリストの受難の物語を音楽化した作品をいう。受難曲は,本来四つの福音書のいずれかをテキストとして作曲されるものであるが,なかでも《マタイによる福音書》と《ヨハネによる福音書》によるものに古今の名曲が多い。これは,マタイの記述が叙事的広がりと劇的な物語性に富み,ヨハネの記述は簡潔ながら意味深く緊迫した場面の連鎖をなすからであると思われる。古くは四つの福音書の記述を総合したテキスト〈スンマ・パッシオニスsumma passionis〉に作曲することも行われた。…

【情念】より

…つまり〈感情〉が強まりそれがはっきり身体に現れるほどになったとき〈情動〉と呼ばれ,またさらにいっそう激化して感情の自然の流れがせき止められ苦悩にさらされるようになるとき〈情念〉と呼ばれる。だが情念の問題は,それが同時に〈受動〉〈受苦〉〈受難〉を意味することに示されるように,心理学を超えて,もっと広くてダイナミックな人間論的な広がりをもっている。そこで,情念がなぜ同時に〈受動〉〈受苦〉〈受難〉などを意味しうるかであるが,それを明らかにするにはどうしても語源にさかのぼることが必要である。…

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