太十(読み)タイジュウ

関連語 サツキ

精選版 日本国語大辞典 「太十」の意味・読み・例文・類語

たいじゅうタイジフ【太十】

  1. 浄瑠璃「絵本太功記(えほんたいこうき)」の十段目の通称。武智光秀の老母皐月(さつき)の隠れ住む尼ケ崎の場。旅僧となって入りこんだ真柴久吉を討とうとした光秀が、久吉の身代わりとなった母皐月を刺す。「太功記」中もっとも有名な段で、浄瑠璃・歌舞伎を通して上演回数が多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の太十の言及

【絵本太功記】より

…(14)十三日の段 光秀は敗れて死ぬ。 中心は十段目〈尼ヶ崎閑居〉で,俗に《太十(たいじゆう)》と呼ばれる名場面。ほかに六段目〈妙心寺〉,七段目〈杉の森〉などもよく上演される。…

※「太十」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む