日本歴史地名大系 「奈良輪村」の解説 奈良輪村ならわむら 千葉県:袖ケ浦市奈良輪村[現在地名]袖ケ浦市奈良輪・福王台(ふくおうだい)坂戸市場(さかどいちば)村の北東にあり、西は江戸湾に臨む。天正四年(一五七六)と推定される三月二八日の北条氏規朱印状(山本文書)に小田原北条氏の半手所領として名良輪とみえる。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に奈良輪とあり、高七九石余。同年八月二八日をはじめとする六冊の望東郡之郡奈良輪之郷検地帳(鳥飼家文書)によると、検地役人は野本・豊泉・大原・菅河の各氏、田方五二町余・畑方九町余、名請人数六九。同年の屋敷検地帳(同文書)によれば屋敷二町余。元和年間(一六一五―二四)は松平氏、寛永年間(一六二四―四四)には幕府領と旗本三浦・上原・杉原・内藤の四家領、以後幕末まで幕府領と旗本領・与力給知(同文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by