最新 地学事典 「奥士別斑糲岩体」の解説
おくしべつはんれいがんたい
奥士別斑糲岩体
Okushibetsu gabbros
天塩川上流の岩尾内湖周辺の南北12km×東西11kmの範囲で日高累層群ウエンシリ層に貫入する6個程度の深成岩体を一括した複合深成岩体。タドシュナイ岩体は石英閃緑岩,サックル東岩体およびサックル西岩体はトロクトロ岩・かんらん石斑れい岩・閃緑岩,茂志利岩体は閃緑岩・トーナライト,登和里岩体は角閃石斑れい岩,久尾内岩体はトロクトロ岩・かんらん石斑れい岩,角閃石斑れい岩,ペンケヌカナンプ岩体は角閃石斑れい岩・石英閃緑岩,ケナシ岩体は黒雲母花崗岩をおもな岩相とする。ケナシ岩体の花崗岩のK-Ar黒雲母年代(45.4±0.9/44.9±1.2Ma),サックル西岩体のかんらん石斑れい岩のK-Ar全岩年代(23.0±0.5Ma),岩尾内湖東方の泥質接触変成岩のK-Ar黒雲母年代(20.2±0.5Ma,19.0±0.4Ma,17.8±0.4Ma)が報告される。参考文献:前田仁一郎ほか(2014) 地質雑,Vol.120: 273
執筆者:前田 仁一郎
参照項目:日高斑糲岩類
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

