日高斑糲岩類(読み)ひだかはんれいがんるい

最新 地学事典 「日高斑糲岩類」の解説

ひだかはんれいがんるい
日高斑糲岩類

Hidaka gabbros

日高帯周辺の南北の領域で古第三紀・新第三紀に活動した斑れい岩類。前期中新世以前の活動を日高火成活動,後期中新世のものを上支湧別火成活動と呼び,前者の分布域は日高火成活動帯と呼ぶ。日高火成活動帯の深成岩類は,サハリン南東部から日高山脈地域へ続く。おもな岩体は,北部の奥士別岩体,南部のパンケヌシ岩体,芽室岳岩体,戸蔦別岩体,音調津岩体,オピラルカオマップ岩体など。かんらん石を含む集積岩であるトロクトロ岩・かんらん石斑れい岩と,かんらん石を含まず角閃石に富む斑れい岩,角閃石や黒雲母に富む閃緑岩などからなり,花崗岩類を伴うことも多い。パンケヌシ岩体と芽室岳岩体は19-18Ma期に当たり,音調津岩体のかんらん石斑れい岩は40-36Ma期に当たるが,それ以外の年代データは不明。ソレアイト質とカルクアルカリ質の分化経路を示すものがあり,母マグマがN-MORB源マントルに由来するものが含まれる。参考文献J.Maeda(1990) Tectonophys., Vol.174: 235

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参照項目:上支湧別火成岩類
参照項目:奥士別斑糲岩体
参照項目:パンケヌシ斑糲岩体
参照項目:芽室岳斑糲岩体

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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