姉歯松(読み)あねはのまつ

精選版 日本国語大辞典 「姉歯松」の意味・読み・例文・類語

あねは‐の‐まつ【姉歯松】

  1. 宮城県北部、栗原市金成(かんなり)姉歯にあった松。小野小町の姉あるいは松浦佐用姫(まつらさよひめ)の姉の墓上に植えた五葉松といわれる。歌枕
    1. [初出の実例]「栗原のあねはのまつの人ならば都のつとにいざといはましを」(出典:塗籠本伊勢物語(10C前)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android