子に伏し寅に起く(読み)ねにふしとらにおく

精選版 日本国語大辞典 「子に伏し寅に起く」の意味・読み・例文・類語

ね【子】 に 伏(ふ)し寅(とら)に起(お)

子の刻(午前零時ごろ)に寝て、寅の刻(午前四時ごろ)に起きるの意から、きわめて勤勉であることをいう。
謡曲野守(1435頃)「子に臥し寅に起き慣れし、床の眠りも今更に、仮寝の月の影ともに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android