子孝せんと思えども親待たず(読み)ここうせんとおもえどもおやまたず

精選版 日本国語大辞典 の解説

こ【子】 孝(こう)せんと思(おも)えども親(おや)(ま)たず

子がその親に孝を尽くそうとする頃には、親はすでに亡くなっている。子養わんと欲すれど親待たず。風樹の嘆。
※栄花(1720‐92頃)うたがひ「植木静かならんと思へども、風やまず、子孝せんと思へどもおやまたず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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