子孝せんと思えども親待たず(読み)ここうせんとおもえどもおやまたず

精選版 日本国語大辞典 の解説

こ【子】 孝(こう)せんと思(おも)えども親(おや)(ま)たず

  1. 子がその親に孝を尽くそうとする頃には、親はすでに亡くなっている。子養わんと欲すれど親待たず。風樹の嘆。
    1. [初出の実例]「植木静かならんと思へども、風やまず、子孝せんと思へどもおやまたず」(出典:栄花物語(1720‐92頃)うたがひ)

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