季挟(読み)きばさみ

精選版 日本国語大辞典 「季挟」の意味・読み・例文・類語

き‐ばさみ【季挟】

  1. 〘 名詞 〙 連歌連句で、ただの秋句から恋の秋句、次にただの秋句、または恋の秋句からただの秋句、次に恋の秋句というように、ただの季句で同季の恋を挟むように付句すること。またはその逆の場合をいう。連歌、俳諧を通じてきらわれたが、蕉門ではこれを許容した。〔俳諧・誹諧名目抄(1759)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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