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宇宙戦艦ヤマト うちゅうせんかんやまと

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知恵蔵2015の解説

宇宙戦艦ヤマト

1974年から75年まで、讀賣テレビ放送日本テレビ放送網で放映されたテレビアニメシリーズおよびマンガや映画などの関連作品。社会現象ともなり、今でも主題歌が愛唱されるほどの人気を誇る。テレビシリーズは第3部作。2010年12月にはSMAP木村拓哉主演で「SPACE BATTLESHIP ヤマト」として実写映画化され、再び注目が集まった。
テレビアニメシリーズの企画として考案されたオリジナル作品で、当初のスタッフプロデューサー・西崎義展氏、メインシナリオライター・藤川桂介氏、SF設定・豊田有恒氏の3名。テレビ局に売り込むための企画書作成段階から、映画監督・演出家などを務める山本暎一氏が参加。また、マンガ家の松本零士氏が西崎氏から美術監督を依頼され、キャラクター設定やメカ設定などを担当した。松本零士氏による「宇宙戦艦ヤマト」のマンガもあるが、これはテレビアニメ作品をマンガ化したもの。
「宇宙戦艦ヤマト」第1作目の物語の舞台は西暦2199年。ガミラスという正体不明の敵に攻撃され放射能に汚染された地球は、1年後には滅亡すると考えられた。滅亡を避けるため、古代進、島大介、森雪といったヒーローヒロインたちが、「宇宙戦艦ヤマト」で放射能除去装置を求めて銀河系の彼方にあるイスカンダル星を目指す。異星人との戦闘などを通して、主人公達が活躍し、成長していくSF作品。「機動戦士ガンダム」や「新世紀エヴァンゲリオン」など、その後の人気アニメにも影響を与え、SFアニメブーム先駆けとなった。「宇宙戦艦ヤマト」が放映された時期は、高度経済成長期の終わりの頃で、公害問題の表面化やオイルショックなど世間に不安感が高まっており、「人類滅亡まで、あと1年」というセンセーショナルコピーでも話題となった。
テレビシリーズは第2作目が1978年、第3作目が80年に放映。77年には劇場版「宇宙戦艦ヤマト」が公開。その後も78年に「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」、80年に「ヤマトよ永遠に」、81年に「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」、83年に「宇宙戦艦ヤマト 完結篇」、2009年に「宇宙戦艦ヤマト 復活編」が公開された。1983年の「宇宙戦艦ヤマト 完結篇」までの4本の劇場版で計1000万人を動員した。
なお、2009年に公開された「宇宙戦艦ヤマト 復活編」は、製作発表は04年に行ったものの、西崎・松本両氏の著作権をめぐる法廷闘争や、西崎氏が銃刀法違反で実刑判決を受けるなどのトラブルにより、5年遅れの09年の公開となったものである。
松本氏と西崎氏の裁判は、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の作者が誰かを争う訴訟で松本氏が訴えを起こし、02年3月の一審で、東京地裁の判決で被告の西崎氏が全面勝訴した。争われていたのは1974年から83年までの8作品についてで、東京地裁は、全製作過程に関与したのは西崎氏であり、松本氏は美術やキャラクターなど一部分の関与に過ぎないと判断した。松本氏は控訴したが、2003年7月29日に和解で決着し、全作品が共同著作となった。
また、西崎氏は10年11月に事故死。実写映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の公開間近の事故だっただけに、注目された。「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、日本だけでなく香港、台湾、タイ、シンガポールフランスドイツでも配給が決定し、ハリウッドメジャー配給会社からもオファーがきている。

(富岡亜紀子  ライター / 2010年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

宇宙戦艦ヤマト

2199年、宇宙からガミラスの侵略を受け、滅亡が迫る人類。救いの手をさしのべたイスカンダル星へ、沖田艦長や古代進らを乗せた宇宙戦艦ヤマトが旅立つ。再放送で人気になり、77年に映画がヒット。アニメブームを起こした。

(2012-04-07 朝日新聞 夕刊 文化芸能)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉プラスの解説

宇宙戦艦ヤマト

日本のテレビアニメ。放映はよみうりテレビ、日本テレビ系列(1974年10月~1976年3月)。制作:オフィスアカデミー。声の出演:納谷悟朗ほか。滅亡寸前の地球を救うために旅立った宇宙戦艦の冒険劇。放映と同時期に松本零士作画による漫画作品が連載された。再放送で高い人気を博し、アニメブームを起こすきっかけとなった。1978~79年、1980~81年に続編が、2013年にリメイク版が放映。劇場版アニメも多数制作・公開されたほか、2010年には実写映画も公開された。

宇宙戦艦ヤマト

松本零士作画による漫画作品。アニメのテレビ放映と並行して連載された。『冒険王』1974年11月号~1975年4月号に連載。秋田書店サンデーコミックス全3巻。

出典|小学館
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